観てきました!ゴジラ -1.0

皆様ごきげんよう! サービス担当 舘山です。
この前の休館日にゴジラ-1.0を見て来まして、それはもう大興奮でございました。
国産実写ゴジラとしては2016年のシン・ゴジラ以来7年ぶりのゴジラ映画。
期待しすぎないようにと思いながらいざ鑑賞してみたところ…
まさかゴジラ映画で涙を流す日が来るとは…
ネタバレなしの今作のオススメポイントを挙げさせて頂きます!
1、無駄を省きつつテンポが良くそれでいて「生きて、抗え」というテーマを
しっかりと伝えてくれる素晴らしいストーリーパート
怪獣映画は怪獣が画面いっぱいに暴れまわる映像を楽しむという一面が
とても大きく、ストーリーパートに関しては大味であることが多いですが、
今作は初代ゴジラのリブート作品ということもあり、初代ゴジラの持つ
戦後日本の社会性テーマを戦争を経験したことのない現代人に向けて
とても分かりやすくシネマティックに表現されています。
ゴジラ映画のストーリー部門で言えば個人的には1、2を争う出来でした。
「僕の戦争が終わっていないんです」
劇中、最も心に残った台詞です。
2、ゴジラのデザインが歴代ゴジラいいとこどりでgood!
今作のゴジラはゴジラファンならみんな唸るのではないかと思えるほど素晴らしいデザイン
をしています。

顔つきは平成VSシリーズのゴジラに似て可愛らしいのですが目に野性の狂気を感じさせる
造形をしており、体格はシン・ゴジラやハリウッド版ゴジラ(2014、2019、2021)
のようなマッチョな三角形で特に足回りのいかつさがアメ車並みです。4WDです。
その巨大な足回りの理由となるのがゴジラファミリー 一子相伝の放射熱線
その威力は歴代でもトップクラスの破壊力を誇り、戦後東京の街を無慈悲に灰燼へと帰します。
そしてなんといってもゴジラと言えば背びれ!
ミレニアムゴジラシリーズのような刺々しさに初代ゴジラの背びれの面影を残すような
デザインとなっており非常に気に入っております。
鑑賞中、放射熱線を放つ際の背びれのギミックには関心しました。
3、絶妙で実力派な俳優陣
私が特に今回のキャストで良いなと思ったのが、主演の神木隆之介、助演の吉岡秀隆。
この2名を抜擢したキャスティング担当は素晴らしすぎる…
2人とも子役の大御所という共通点もあってかとても調和のとれた演技をしておりました。
全体的に落ち着いたキャスティングの中で一人存在感を放つのが佐々木蔵之介
佐々木蔵之介演じる秋津艇長がとても漢薫るいい味を出しています。
こんなにド直球な「やったか?!」というセリフを聴いたのは久々でした。
今回のゴジラ映画は昨今強まる社会情勢の不安、戦争の影を映し出し、
若年層にむけて生きろというメッセージをエンターテイメントの枠の中でとてもよく
表現してくれていました。
あと2回は劇場に見に行こうと思います。
怪獣はスクリーンが大きければ大きいほどよく映えますからね。
サービス 舘山